
<2025.12.22寄稿 >
寄稿者Koala
読者コラム欄への投稿は4本目となるKoalaです。今年を表す漢字は「熊」でしたね。幸いにも我が家に現れるのは、熊は熊でもアライグマですから恐怖を感じるほどのことはありません。でも、東北地方(特に秋田?)にお住まいの方は日常的に熊とニアミスする緊迫の事態なわけですからさぞ怖い思いをされていることでしょう。とても気の毒でなりません。また、熊出没の緊急対応に追われるお役所や命がけで駆除にあたる猟友会の方々のご活躍には頭の下がる思いです。私は熊駆除と動物虐待を混同して無神経&匿名でクレームの電話を入れる人達の気が知れません。自分の家族の命が脅かされるとしたら同じことが言えるのでしょうか?その人達の頭の中はきっとお花畑みたいにメルヘンチックな世界になっているのでしょう。そこにいる熊は「プーさん」とか「くまモン」みたいな可愛らしいイメージの生き物なんだと思います。そして口ずさむ歌は決まって「森のくまさん」です。(勿論、嫌味です!)
我が家の庭の柿は10月あたりから鋭い爪痕があったり、鳥が突くのとは明らかに異なる齧られた痕のある柿が落ちていたりでアライグマの気配を薄々感じておりました。予想通りですが今年も11月になって柿を食べに現れたその憎きヤツらと庭で遭遇しました。今年目撃したのは1匹だけですが2年連続ですから同じヤツらに違いありません。もう1匹も近くに潜んでいたと思います。何はともあれアライグマ対策としてその翌日には柿を全部収穫しちゃいました!ちょっと意地悪ですかね?でも、本来は十分に熟してから収穫したかったのだから被害者はあくまでも私です。思えば私が悩む糞害も近所の猫の仕業とは限りません。もしかすると猫の仕業と決めつけていた糞害の一部は濡れ衣で犯人はこいつらなのかもしれないなと思い始めています。なぜなら猫の糞にしては大きすぎると思うことが度々あるのです。(人糞なみの大きさなんです。それに臭い!)
我が家の裏手の戸建には90代のお婆さんが元気に1人で暮らしています。女同士の近所付き合いのたしなみとして垣根越しに世間話するうちにお婆さんがハトの糞害に悩んでいることを知りました。彼女はハト除けと称してバルコニーにゴミ袋をなびかせています。正直に言うと風が吹くたびにバサバサとうるさいので私はその音に悩まされています。また、庭先の草履をハクビシン(たぬき)に持って行かれたと愚痴を言っていました。そのハクビシンとは我が家に現れるアライグマかもしれません。彼女はアライグマの出没をどうしても信じません。私はこの目でハッキリと見ていますから本当なんですけどね。ハクビシンなんているのかな?草履を持ち去る理由は何?もしかして認知症?なんて思っていたら、ある日我が家から1㎞ほど離れた竹藪付近の路上で車にはねられたと思われる子ダヌキ2匹の死体を発見しました。それに我が家の2階バルコニーのサンダルも無くなってしまったのです。そしてそこには大きな糞が・・・。こんな都会(東京近郊)の住宅街に「何か」がいるんです!
そう言えば夫は時々ゴルフをするのですが南房総のゴルフ場にはキョン(鹿の一種)がいっぱいいると言っていました。タヌキも、イノシシも沢山いるみたいです。幸いにも千葉県には熊は一匹も生息していないそうですが海では獲れないはずの魚が獲れ、獲れるはずの魚が獲れないと聞きます。温暖化の影響でしょうか?冬眠もせずに都会に現れるアーバンベアーの出没に限らず日本の自然環境の変化にちょっと不安を感じる今日この頃です。
☆☆☆地球温暖化に関する社長のコラムはこちら→№59(天災)☆☆☆