思うところ228.「Happy Birth Month!」 | 茅場町・八丁堀の賃貸事務所・賃貸オフィスのことならオフィスランディック株式会社

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  • 思うところ228.「Happy Birth Month!」




    <2026.10.1記>
    私にとって10月は感慨深い特別な月である。宅地建物取引業者としての事業開始は免許を取得した2010年(平成22年)11月だが会社を設立したのはその前月(10月)だからである。要するに宅地建物取引業者としての当社のスタート地点は免許取得日の11月22日にあるが、人(自然人)で言うところの誕生日については会社設立日の10月12日とする方がしっくりくるのである。言い換えれば、当社は2010年の10月12日に産声を上げて翌月22日には初歩きをし、一度も病に罹ること無く元気に育って今月満16歳を迎えるということ。人ならまだ少年期と言えるが法人の16年目(17期目)ならもう壮年期と言っても良いだろう。因みに当社の宅地建物取引業免許は4度更新している。たかが4度の免許更新(2016年3月までは3年毎更新だった。以降は5年毎だから更新回数の進捗は少しもどかしい。)と言う勿れ、宅建免許番号(1)のまま消え去る同業者は実に多い。だから、会社設立記念日に何するわけでもないが素直にHappy Birth Month!と思いたい。

    日本の不動産市況の最悪期は2005年前後(私の実感としては2008年のリーマン・ショックの時)と言われる。振り返れば2010年の会社設立は時の運にも恵まれていた。勿論、人(設立メンバー、応援してくれた方々)にも恵まれたからこそ成しえた独立だった。(とても感謝している。)10月の異称は神無月だから神様は留守のはずだったが私の背中は神風とも言うべき追い風を感じていた。コラム№70(コモンセンス)で述べた通り私は信心深くはない。だが、いつも誰かに、何かに助けられている気がする。それに災いも福と為せることが多い。だから、普通ならピンチと感じる時、私はむしろチャンスと感じる。無論、業績向上や紛争解決を神頼みなどしない。そもそも神頼みすべきことではないと思う。困難や難局を己に与えられた試練や修行として取り組めば貴重な経験となって己を強靱化できると信ずる。気が付けばいつも良い結果に転じている。

    当社の歩みは日本の不動産市況回復期と見事に一致する。不動産事業はデフレには弱いがスタグフレーション(=不況と物価高が共存する悪性のインフレ)でない限りインフレには強い。2011年の東北大震災直後は暫くの間市況が凍てつくもその後は右肩上がりのイメージしかない。円安が進行するにつれて海外(特に中国系)の投資マネーの日本流入は顕著なものとなり、今でこそ金利は上昇傾向にあるが超低金利時代が長く続いた。つくづく独立した年が2010年で良かったと思う。バブル経済の余韻が残る平成の初めに己の力を過信して20歳代の若さで独立していたら想定外に長引くことになったデフレ不況に呑み込まれ危うかったかもしれない。逆に慎重になる余り会社員としての定年間際、又は定年を迎えてから独立していたら60歳代の自分が40歳代の頃と同じ激務を熟せるものか確信は持てない。

    さはさりながら、気付けば40歳代の頃と比べても60歳代の今も仕事量は然程変わらない。未だに週2日の連休は取れないままだ。「この忙しさを乗り越えれば来月こそは楽できる!」と思っても大抵そうはならない。翌月もやるべきことは山積、新規案件が生まれてまた忙しくなる。但し、多忙であることすら喜ばしいことと前向きに考えている。断じてワーカーホリックではない。仕事の多忙は業績好調の証でもあるからだ。私の若かりし頃(会社員時代)、祖母が良く言っていた。「忙しい?休みが取れない?うん、うん、良かったねぇ。」自営業者の家系は少し感覚が違う。本能的に暇を嫌うのである。

    先月(9月)は私の誕生月だ。いつの間にやら満62歳となった。お蔭様で我社と同じく生まれてこの方一度たりとも大病せずに現在に至る。


このコラム欄の筆者

齋藤 裕 (昭和39年9月生まれ 静岡県出身)

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